ジュエリーのシツラエ

ジュエリーというのは身に着けて美しいのはもちろん、置いておいても美しいのが良い。

どのデザイナーもそうだと思いますが、デザインするときは身に着けた時と置いた時、できるだけ両方の姿を意識しながら線を描きます。

お客様の目に留まり、お手に取っていただくには佇まいが魅力的なことも大切なことだからです。

実は横顔にデザイナーの想いがたくさん詰まっています。

買ったものは、大切にしまっておくのもいいですが、見える場所に特等席を用意して飾っておくのも素敵です。

特に新しいジュエリーを買ったとき。

朝起きた時、家事の合間、何気なく目に入った新入りさんが、少しだけ気分を上向きにしてくれる気がします。

身に着けにやにや。

飾ってにやにや。

存在を確認しては浮足立つ。

毎日がちょっとだけ楽しくなります。